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2009-12-31

新卒採用活動の課題と新たな動き~地方大学の眠れる原石を探す、質重視の母集団形成が主流に

新卒採用活動の課題と新たな動き~地方大学の眠れる原石を探す、質重視の母集団形成が主流に

 政府が緊急雇用対策で新卒者の支援態勢強化を掲げているように、2010年春卒業予定者の就活戦線は学生にとって厳しい結果となった。一方、採用人数を絞り、質重視の採用に転換した企業にとっては、限られた優秀な学生を奪い合うという構図に大きな変化はない。

 すでに2011年春卒業予定者の採用活動はスタートしており、採用担当者は多忙を極めている。学生のエントリーは増加する一方だが、限られた時間とコストの中で、優秀な人材を獲得するために、採用活動の方針を見直す動きも出てきている。新卒採用活動の課題と新たな動きを取材した。(編集長 吉越利成、編集委員 溝上憲文)

10年春の大卒内定数 前年比3割減

 世界同時不況の影響を受けて、2010年春の大卒内定数は2009年度実績と比較して約3割減少した。日本経済新聞社の採用状況調査では、2010年春の大卒採用内定数は2009年度実績と比べて28.6%減で、その減少幅は1995年度の同調査開始以来最大となっている。

 特にここ数年大量採用を行っていたメガバンクや米国で事業を拡大していた自動車・部品、電機の大幅な採用減が目立った。

 メガバンクでは、みずほフィナンシャルグループが2350人から980人減らし1370人。三井住友銀行は1949人から1000人減らし、949人に内定を出している。大和証券グループは833人を360人に減らすなど金融危機の影響をもろに受けた。

 メーカーでは、キヤノンが876人から340人、リコーが479人から296人、東芝が980人から590人と大幅に減らしている。

 一方で、内需関連企業は業績へのダメージが比較的少なかったこともあるが、「極端な採用抑制は世代間の断絶を生むことが、これまでの不況時の経験から分かっているので、不況になっても新卒採用は前年並みに行う」(大手食品メーカー)とする企業もあり、新卒採用の減少に一定の歯止めがかかっている。

採用内定人数の増減率が大きい主な企業

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