パリに本社を置くサノフィ・アベンティスは、世界100カ国以上に10万人の社員を擁し、革新的な医薬品とワクチンで人々の「クオリティ・オブ・ライフ」の向上に取り組むグローバルな製薬企業だ。その特徴の一つは、数々の経営統合の歴史を経ていること。日本においても20社以上の統合を経て、現在に至っている。
多様なバックグラウンドを持つ社員が集まる同社では、どのような人材戦略を執っているのだろうか。片岡徳祐人事本部ラメゾン推進統括部長兼人間力・組織力開発部長(写真左)と、平嶋章彦人間力・組織力開発部採用グループマネジャー(写真右)に聞いた。
会社と社員の相互成長を目指す「La Maison(ラ・メゾン)」
グローバルでの主な統合の歴史を見ると、1999年にフランスのサノフィ社とサンテラボ社が統合しサノフィ・サンテラボ社が、同じく99年にドイツのヘキスト社とフランスのローヌ・プーラン社が統合しアベンティス社が、それぞれ設立された。その両社が2004年に統合しサノフィ・アベンティスが誕生した。
一連の経営統合を受け同社は、06年1月に現在の日本法人として事業を開始。数々の合併・統合をくり返しながら日本独自の自主性を保ったグローバル企業に成長してきた。
様々な企業文化を持つ社員が活躍しているが、そのマインドセットを揃えることを可能にしているのが「La Maison(ラ・メゾン)」という基本理念、そして世界中のサノフィ・アベンティスで共有する価値観「6バリュー」、「Work for Japan」というモットーだ。
「『La Maison』とは、直訳すると『家』。つまり、会社は家、社員は家族と位置づけ、家族が成長すれば、それに合わせて家も成長するように、会社は社員の成長とともに発展していく家のような存在でありたいという考え方です。こうした理念に則して、社員一人一人が生き生きと仕事をし、自らを向上させていけるような環境づくりを重視しています。チームとして高いパフォーマンスを発揮できることを目指しています」と片岡氏は説明する。




